発酵ティー!コンブチャ(紅茶キノコ)の作り方
コンブチャはお茶を発酵して作られる発酵ティーです。甘酸っぱくて美味しいコンブチャをご自宅で作ってみませんか?
他にもドリンクレシピをお探しですか?フレーバーコンブチャ、甘酒、グリーンスムージーもおすすめ!
このレシピでは、コンブチャの作り方について、必要な道具や材料から詳しくご紹介しますのでぜひコンブチャのスタートガイドとしてご利用ください!
こんな方におすすめ
必要な材料
このコンブチャで使う材料はこちら!(詳しい分量は、下のレシピカードに記載しています)
必要な道具
ここではコンブチャ作りに必要な道具を紹介します。
コンブチャ(1次発酵)の作り方
ここでは、簡単に作り方を紹介します。詳しい材料と作り方、動画については、下にあるレシピカードをご覧ください。
- ガラス瓶を消毒する
- 鍋に水を入れ沸騰させ、紅茶ティーバッグを入れて5分抽出する
- 砂糖を加えて混ぜ、30度ぐらいになるまで冷ます
- 消毒したガラス瓶にスコービーを入れる
- 冷めた紅茶を加えて混ぜる
- キッチンペーパーやクロスでふたをしてゴムで留める
発酵させる
これで準備が整いましたので、次は発酵のプロセスになります。直射日光の当たらない室温に置いて発酵させます。ちなみに私はキッチンカウンターの隅に置いています。
発酵日数は気温に左右されます。気温が高いほどコンブチャの発酵が速くなるので、暖かい時期は1週間ぐらいで飲み頃でも、寒い時期は2週間、もしくは3週間と時間がかかります。
発酵プロセス
こちらは2月の少し寒い時期のコンブチャの発酵の様子です。
光の具合で写真ではわかりずらいのですが、初日は赤っぽい茶色で濃いめの色合いだったのが、徐々に色が変化し、15日目には色が明るくなっていきます。もちろん使用するお茶によって色の濃淡は異なりますが、発酵が進むと色が変化するということを覚えておくと良いかと思います。そして、表面に白くて薄い膜が貼られていきます。
こちらの写真は左が発酵1日目、右が発酵15日目(2次発酵1日目)になります。並べて比べてみると色の違いがはっきりわかりますね。大きいガラス瓶だとわかりづらかったですが、小さいボトルに入れてみると、色が薄まって黄色っぽくなっているのがわかると思います。
飲み頃の判断
コンブチャの発酵のスピードは室温によって変わってきますので、いつが飲み頃かの判断が最初は難しいと思います。よって、飲み頃かどうかは、以下を参考にしてみてください。
- 酸っぱい香りがする
- 白い薄い膜が貼られる
- 味見をする
発酵が進んでくるとお酢のような酸っぱい香りがしてきます。そして、上の写真のように、薄くて白い膜が貼られるようになっていたら、スコービーが育って、発酵が進んでいるということが判断できます。5日目ぐらいに一度味見をしてみると良いと思います。甘い紅茶が少しづつ酸っぱくなってきていると思います。
発酵日数が長くなると酸味が増していきますので、甘めが好みなら、発酵日数を短くする、酸っぱめが好みなら発酵日数を少し長くしてみる、という感じで、ご自身の味の好みで発酵日数を調整していただいて大丈夫です。ちなみに、私はちょっと酸っぱい方が好きなので、少し長めに発酵させています。
保存方法
コンブチャの飲み方
まずは、そのままコップに入れてお楽しみください。甘酸っぱくて美味しいです!最初は少量からスタートしましょう。飲み初めは体がコンブチャの菌や酵母に慣れていないため、消化不良を起こすケースがありますので、少量飲んでみて、違和感を感じなければ量を増やしてみてください。
暑い時期には炭酸水を加えて飲むのがオススメ!甘みを足したい場合は、蜂蜜や砂糖を加えてもOKです。スコービーの一部がゆらゆらと浮かんでいることがありますので、気になる方はこし器でこしてから飲んでください。
コンブチャ作りで知っておきたいこと3つ
コンブチャを作る前に知っておきたいことを3つ。
コンブチャヒストリー
現在は欧米からきた波で静かなブームとなっているコンブチャですが、元々は、日本では「紅茶キノコ」と呼ばれ、東京を中心に1970年代に1次的に大流行しました。その当時の様子について語られている本がこちら「紅茶キノコの健康法」です。
ソ連の農村から持ち込まれた話や、貧弱な筆者の体質が改善された話、口コミで人気が広がった様子など。興味ある方はぜひ手に取ってみてください!(私はオンラインの古本屋で購入しました)
スコービーとは??
コンブチャを作るスターターのことを「スコービー」(SCOBY:Symbiotic Culture Of Bacteria and Yeast)と呼びます。マザーとも呼ばれます。スコービーは細菌や酵母が含まれたゲル状のものです。その細菌や酵母が発酵をサポートして甘いお茶を酸性のコンブチャに変身させます。
スコービーホテル
こちらは「スコービーホテル」と呼んでるスコービーの保管場所。半年ほど続けてコンブチャを醸造すると、上の写真のようスコービーホテルが出来上がります。コンブチャを作るとその度にスコービーが作られるので、定期的にコンブチャを楽しむ場合はスコービー用の保存瓶が必要になります。
ちなみに、このスコービーは食べられます!余ったスコービーでグミを作ったり、キャンディーにしたり、スムージーに入れたり、なんてこともできます。
自家製コンブチャはコスパ最強
コンブチャはお店で購入することもできますが、1本(250ml)300円と少々高いですよね。でも、ご自身で作るとかなりお安く抑えられます。初回はスコービーが必要ですが、2回目以降は、同じスコービーから培養できるので、改めてスコービーを購入する必要はありません。継続してコンブチャを飲みたいという方には、自家製がベストです!
実際に材料費を計算してみましょう。以下がコンブチャ3L分の材料費になります。
材料 | 分量 | おおよその価格 |
スコービー | 1パック | 1750円 |
紅茶 | 10個 | 50円 |
砂糖 | 150g | 80円 |
合計 1880円 |
1880円で3Lも作れます!1杯200mlとしたら、125円、15日分です。2回目以降はたったの130円(紅茶と砂糖だけ)で3Lも作れます!
コンブチャは2次発酵がおもしろい!
このレシピではコンブチャの1次発酵について解説していますが、もう少しチャレンジしたいという方は、2次発酵へと進みましょう!2次発酵では、1次発酵したコンブチャを密封できるボトルに移し、フルーツやスパイスなどを加えて、フレーバーコンブチャを作ります。
常温で数日発酵させると、ナチュラルカーボネーションが発生し、上の写真のようにコンブチャが炭酸ドリンクに変わります!このなめらかな微炭酸が美味しいんです!2次発酵についてはフレーバーコンブチャの作り方をご覧ください!
無料ベジタリアンeBookをダウンロード!
ニュースレターにご登録いただくと、簡単ベジタリアンレシピを掲載した無料eBookをプレゼント!ぜひご活用ください!
無料eBookプレゼント!
ベジタリアンレシピeBook
こちらのコンブチャレシピもおすすめ!
レシピをレビューする!
このコンブチャ(1次発酵)を試してみたら、星評価でレビューお願いします!また、質問や感想はコメント欄をご利用ください。ご意見お待ちしています!
コンブチャの作り方(1次発酵)
Print Pin SaveEquipment
- ガラス瓶 3L
Instructions
- 消毒:ガラス瓶を消毒する。
- 紅茶を入れる:鍋に水を入れ沸騰させ、紅茶ティーバッグを入れて5分抽出する。
- 砂糖を加える:砂糖を加えて混ぜる。
- 冷ます:30度ぐらいになるまで冷ます。
- スコービーを加える:消毒したガラス瓶にスコービーを入れ、紅茶を加える。
- 蓋をする:キッチンペーパーやクロスでふたをしてゴムで留める。
- 発酵:直射日光が当たらない場所に置いて発酵させる(1週間から2週間)。
Video
Notes
- 暑い紅茶にスコービーを入れると大切な菌が死滅してしまうので、必ず30Cまで冷ましてからスコービーを加えてください。
- 瓶の消毒の方法は熱湯消毒・煮沸消毒があります。熱湯消毒は瓶によっては温度差で割れることもありますのでご注意ください。小さい瓶なら煮沸消毒をおすすめします。
- 発酵日数は気温に左右されます。暖かい時期は1週間ぐらい、寒い時期は2週間ぐらい。
- 飲み頃かどうかは、酸っぱい香りがする、白い薄い膜が貼られる、味見をして判断してください。
Excellent!
Thanks for your comment, RJ!